日本における聖パウロ修道会設立75周年記念に寄せて
聖パウロ修道会総長 シルヴィオ・サッシ神父
兄弟のみなさん。
日本の聖パウロ修道会の設立75周年記念にあたり1934年から今日に至るまで、人と事業の上に注がれた溢れるばかりの豊かな恵みのために、皆様とともに神に感謝いたします。寛大な心をもって応えた豊かな恵みは、種々の創業と使徒職の実現をもたらしました。目を見張るばかりです。
日本の修道会は困難な時期がありました。労苦が報われず、希望も失せる時代でした。特に大戦の時、兄弟たちは身体的にも精神的にも苦痛を忍びました。涙と犠牲のうちに10数年に及んで築いたものが一瞬のうちに炎上し、消滅しました。
試練の時を経た修道会は「私は弱いときにこそ強い」と言った聖パウロの力と信仰をもって再起しました。その歩みはアルベリオーネ神父が明記しているように力強く賢明に進められました。才覚をもって使徒職が着手され、普及力に富む出版物が発行され、ラジオ局が開局され、映画製作に向けた組織が考案されました。地方における修道院の建設、書店の設置が進められました。
この素晴らしい成果は祝賀するだけで終わらせてはなりません。新たな熱意をもって、将来を見つめる動機としなければなりません。アルベリオーネ神父は鋭敏な感覚と英知と健全な現実感を持つようにと諭しています。「修道会の進展、果たした業に満足するのは、まいた種を踏みつぶすようなものです。それからは何も生まれません。いつも謙虚深くなければなりません。得た成果を振り返ることばかりであってはなりません。前に向かって進まなければなりません。私たちは人数も少ないし、力も不足しています」。創立者は私たちにダイナミックな忠誠を求めています。パウロ的生き方に熱心な者、使命に効果的に働く者、新しい分野に開かれた者、熱意に満ちた使徒であることを求めています。
先輩たちが残した模範を見つめ、心にとどめてください。物的手段と人的支援に不足しても、神に信頼して、パウロ的使徒職に献身してください。きょう「彼らの名が天に記されている」ということばを記憶することは素晴らしいことです。彼らの名は天においてばかりでなく、総本部の私たちの心にも刻まれています。
兄弟的愛をもって。
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