パウロ家族の長兄
聖パウロ女子修道会管区長 シスター浅井則子
全教会がパウロ年を歩んだ恵みの時、来日75周年をお迎えになった聖パウロ修道会日本管区の皆さまに心からのお祝いを申し上げます。この75年の歴史に神様が注いでくださった恵みに共に感謝の「マニフィカト」をおささげしたいと思います。
「来日75周年記念誌」のために原稿を依頼され、筆を執ろうとして聖パウロ修道会のことを思い巡らしていますと、お世話になったパガニーニ神父様、ボアノ神父様、ヴァラルド神父様、カステロット神父様などが、なつかしく思い出されます。
また1934年12月9日、神戸港に日本への第一歩をしるしたマルチェリーノ神父様、ベルテロ神父様。日本での修道院開設に伴うご苦労は並々ならぬものがありました。それにもめげることのなかった宣教熱と深い信仰には頭の下がる思いがいたします。そうした始まりがあって、今日の聖パウロ修道会があることを思いますと、感謝にあふれるばかりです。
聖パウロの生誕2000年を記念した2008年6月28日から2009年6月29日にわたる「パウロ年」に、わたしたちは大きな恵みをいただきました。この「パウロ年」のために設けられた「パウロ年実行委員会」のもとで、特に東京、長崎、大阪の大司教区においては、教会と共にパウロ年の開年・閉年ミサを盛大に行うことができました。さらに召命、養成、霊性の各委員会、そして使徒職のレベルでも協力することができました。これらの機会を通してパウロ家族(聖パウロ修道会、師イエズス修道女会、聖パウロ女子修道会、聖マリア・アンヌンチアータ会)が一致して、日本の教会の中で働くことができたことは大きな喜びでした。家族会であることの力強さと豊かさを体験した時になったと思います。
この体験の中でリーダーシップをとってくださったのは聖パウロ修道会の兄弟たちです。パウロ家族の長兄、一家の柱として、パウロ家族を先導してくださる姿を目にしながら、「さすがアルベリオーネの息子!」としばしば感心させられました。
また、日本各地の教会、修道院、学校などから依頼されて聖パウロについてお話しする兄弟、ミサで奉仕する兄弟の姿は、教会の中で彼らが真に「パウロの息子」であることをあらわしてくれました。兄弟たちの働きを耳にし、目にするたびに心から喜び、師キリストに感謝しておりました。わたしたちパウロ家族が、聖パウロ修道会を中心として一緒に歩んでいることを実感させていただいたからです。
これからも、「今の時代に聖パウロが生きていたらどのように宣教するだろうか……」と問い続けながら、日本の教会の中でパウロ家族として人びとに応えていく道を共に探し求めたいと思います。聖パウロ修道会が先頭に立ってくださることを期待し、お願いしたいと思います。
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