聖パウロ修道会来日75周年を祝う
ローマ教皇庁大使
アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教
わたしは日本における教皇代理として、聖パウロ修道会の最初の宣教師パウロ・マルチェリーノ神父様、ロレンツォ・ベルテロ神父様の来日75周年を祝うため、ご招待にあずかったことをうれしく思います。
お二人の神父様は、創立者・福者アルベリオーネ神父様のご意志を実現するために1934年12月9日に日本に到着されました。かれらの楽観主義、善意、犠牲とイニシァティブの精神は、当初の多くの困難を克服し、かれらのカリスマ、つまり社会的コミュニケーションの現代的手段による福音宣教の価値をA.シャンボン大司教に理解させることになります。教皇庁大使マレッラ大司教からの支援と励ましは、パウロ家族、つまり聖パウロ女子修道会、師イエズス修道女会の会員たちの来日をもって徐々に完成し、堅固な存在となりました。このようにして、日出ずるこの地にアルベリオーネ神父様のカリスマが根づき、実りをもたらしました。
初めの頃を思い起こすことは、教会と社会と善のためになされたすべての使徒的活動に対して、主に感謝する機会です。そしてまた、社会的コミュニケーションの重要性が増し、生活のすべての分野において重要な存在となっている今日、現代社会からの挑戦を受けるなかで、その使命をさらに継続できるように祈る機会でもあります。そう、創立者から受けた命令として、福音のしらべをこの社会にこだまさせなければなりません。「救いの力ある教義に優先権を与えること。福音を人間のすべての思想と知識に染みとおらせること。宗教についてだけ話すのではなく、すべてについて信仰に基づいた理性に従って、キリスト者としてふさわしく話すことです。」
使徒パウロはアルベリオーネ神父様にとって、インスピレーションの大切な源でした。すべてのパウロ家族にとってもそのようでなければなりません。かれは、パウロ家族のすべてのメンバーが、心からの宣教精神と教会への愛、そして教皇への忠誠によって鼓舞された「今日に生きるパウロ」であるように望みました。
それゆえ、わたしの願いは、道、真理、いのちである聖師を知ることを通して、これまでにもましてあなたたちのうちに、この精神が深められ続けられることです。
主が、あなたたちを祝福し、その愛のうちにお守りくださいますように。
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