聖マリア・アンヌンチアータ会とは?
聖パウロ修道会を始め、ヤコブ・アルベリオーネ神父によって創立されたパウロ家族と呼ばれる10の会のひとつです。1958年、聖パウロ修道会に附設された奉献生活者の会として創立され、1960年に在俗会として聖座の認可を受けました。
聖マリア・アンヌンチアータ会
修道生活ではなく、結婚生活でもなく、この社会の現実のただ中で生きる奉献生活
マリア・アンヌンチアータ(Maria Annunziata)は、イタリア語で「お告げのマリア」という意味です。ナザレで聖マリアが天使のお告げに「おことばどおり、この身になりますように」(ルカ1章38節)と神のみこころに従ったように、また、聖パウロが「もはや生きているのはわたしではない。キリストがわたしのうちに生きておられる」(ガラテヤ書2章20節)との言葉を生きたように、この社会の現実のただ中で、つまり、各自の家庭や職場で、祈り、「道、真理、いのちである師キリスト」を生き、あかしし、福音に奉仕する使徒として働くよう、神から呼びかけを受けた独身女性信徒の会です。
修道生活や結婚生活とどう違うのですか?
修道生活と同様、恵みによって貞潔、従順、清貧の誓願を立てる奉献生活を送りますが、修道会のようにともに共同生活をすることはありません。それぞれの家庭にとどまり、聖体とみことばに養われ、師イエスを唯一のパートナーとしてともに生きています。聖パウロ修道会の司祭を上長としますが、それ以外に会員の中から上長が定められることはなく、会からどこかに派遣されることもありません。基本的に会独自の財産はなく、各個人が必要なものを所有しながらも、すべてを神のものとして生活しています。
具体的にはどのような生活なのですか?
各自の家庭にとどまりながら、神に身を捧げた独身生活を送り、聖パウロ修道会の上長の助けを得て、会則と呼ばれる法に従い、また、自分の生活の中の人や出来事を通して、神のみこころを識別し、それを通して神に従います。各自で経済的に自立できる職業を持ち、それによって得た財産を持ちますが、上長の助けを得てこれを管理し、清貧の生活を送ります。また、生活設計は生涯の終わりまで、各自で責任を持って立てます。祈りの生活は原則として、毎日のミサ、聖体訪問、教会の祈り、ロザリオを各自の生活に合わせて行います。決められた服装はもちろん、徽章などもなく、むしろ会員であることを他人に知らせることなく奉献生活を送ります。
共同で行うことはないのですか?
それぞれの場で生活をしていますが、本会の会員はひとつの共同体です。定期的に連絡を取り、ともに祈り、集会を開き、互いにきずなを深め、助け合います。
会員としての活動は何ですか?
祈りと、神に自己を捧げて生きる生活そのものが会員としての第一の活動です。つまり、人々のただ中に生き、祈りの生活をしながら、キリスト教的な考え方や価値観を示し、また、キリストの愛を実現して生活するよう努めます。さらに、使徒的な渇きに従い、聖霊の促しがあれば、自分の職場や環境でこそできる、より効果的な福音宣教も行うことができますし、自分の置かれた場でパウロ家族のそれぞれの会の使命に直接協力することもできます。
どのような組織とシステムですか?
修本会は聖パウロ修道会の総長、そして日本管区の管区長のもとにあり、管区長あるいは管区長に任命された聖パウロ修道会の司祭が管区の統治と養成の責任を持っています。会員は入会すると、志願期、修練期、有期誓願期を経て、終生誓願を宣立します。各自は自分の霊的な歩みについて毎月報告し、年初に立てた年間予算に照らして、会計報告を提出します。毎月、1日の祈りの日を持ち、可能であれば、地区ごとに集まってともに祈り、分かち合い、勉学のときを持ちます。また、毎年1、2回、数日間をとり、黙想、分かち合いや話し合いを行います。それらの集会などの運営、通信費のために、会員は各自の収入からいくらかの献金をします。
